はい、いつも通りの中の人です。
短期間にいろんな人と、「作曲方法(仕方)」について話す時がありまして、
せっかくなので、自分の意見まとめてみる。
みんな口々に言ってるのは
昔は紙に書いて作曲していて、超アナログな作曲の仕方をしていた。
今はPCで打ち込めば作曲できてしまう。
確かに、昔はピアノ、ヴァイオリンなどを前にして作曲していたであろう。
それに比べればPCさえあれば、打ち込めば勝手に演奏してくれるようになったのだから、随分作曲するのも楽になったものである。
しかし、僕は作曲方法は今も昔も変わりはないと思ってる。
何が変わったかって言われたら、
・楽団員への楽譜の配布のやり方
・後世への楽曲の残し方
だと思う。
大昔は、紙媒体しかなかったから、演奏してもらうときに、楽員1人1人のために紙に書いて配っていた。
そのうちに複写機(コピー機)が開発され、複写できるようになった。
しかし、紙媒体であることは変わらず、みんなを集めて配るという作業をしなければならなかった。
それに比べて、今では電子媒体で配れる。
楽員全員集めて楽譜を配るのには顔合わせなどの意味も含んでいるのだが、
今回それはおいておいて、楽譜を配ることだけを考えた場合、
インターネットを介して配れば、みんなを集めて配るよりも効率的に低予算で配ることができる。
また、紙媒体の場合は書庫に入れておくと嵩張(かさば)る上に、時間がたてばボロボロになってしまう心配がある。
それに比べて、電子データはハードディスクという機械に何曲も保存ができるため嵩張らない上、風化しない。
今後、パソコン産業やインターネットが消えるということは今のところ考えられないので、ほぼ半永久的に楽譜を後世にきれいな状態で残すことができる。
データが壊れたらもちろん"おしまい"だが、心配であれば、
印刷してラミネートでも施して、残しておけばいいだろう。
ここが昔と今と違うところだろ思う。
作曲する作業自体は、今も昔も
やっぱり
人間が脳内でメロディーを考えて、書き込む(or打ち込む)。
結局、昔も今も
作曲の仕方には変わりはない。
変わったのは、(何度も言うが)
楽譜の配布の仕方と後世への曲の残し方である。
技術の進歩は、文化の進歩も支えているのだと、つくづく感じる。
僕自身、ただ今、独学で作曲の勉強してるんだが、
まず、思いついたメロディー五線紙に書いて、それをピアノで弾いてみて、
気に入ったら、PCに打ち込むようにしてる。
たとえ、気に入らなかったとしても、五線紙の方は残しておく。
そんな作曲の仕方をしてる。
ちなみに、作曲してるジャンルは"劇伴"とか"ゲーム音楽系"の音楽。
バンド系にもゲーム音楽作曲する際に少しかじるが、最終的にはオーケストラの音楽を作曲しようと日々勉強中。