普段こういうことには首を突っ込まないが、
今回は突っ込まないと自分の将来かかわりかねないので、突っ込む。
先日、民主党の事業仕分けが行われた。
この事業仕分けで漢方薬が消滅の危機にさらされているらしい。
11月11日の行政刷新会議の行政しわけで、
「医療用漢方製剤(漢方エキス製剤・煎じ薬)を健康保険から除外する」
ということが提案されたらしい。
これはどういうことか。
現在、全国の病院の8割が、医者の7割以上が漢方により病を治療しているという。
「医療用漢方製剤(漢方エキス製剤・煎じ薬)を健康保険から除外する」というのをいいかえると
"漢方薬処方されたら
全て自腹で払ってくださいね"ということになる。
漢方薬は健康保険のおかげで手ごろな価格に買えるようになっている。
それが自腹で払うとなると現在の価格の10倍の価格になるという。
10倍って相当でかいぜ?500円のものが5000円だぜ?
そうなると、当然ですけど金銭的に買えない人が出てくる。
そういう人たちはどうするんだ?って話になる。
このやり方から考えると答えはおそらく、こういうことだろう。
「買えない人はささっと消え失せろ。」(=さっさと死んでくれ)
どういうことか?
それは、国の医療負担を減らすためには
「治療を受ける人の人数が減ればいい」という考えなのだろう。
要はお年寄りとか病末期の人とか。
そんなやつらに金掛けるから、国の借金が増えるんだ!的な考えととれる。
さらに、医者は"できれば処方したくない"という方向で進む。(高いから)
"処方しない"ということは必要なくなるということなので、漢方薬を製造している会社は倒産の危機。
また、医者は漢方薬を使わないで処置しなくてはならない。
さらに、教育の場(医学部とか)でも漢方が使われている昨今。
漢方がなくなるとこの学生たちはどうなるのだろうか?
数少ないインテリをポイポイしていいのかよ。
インテリニート増やして何の得があるんだよ。
ツムラの社長が怒り心頭でコメントを出している。
>「漢方医学の現状を知らない人たちの議論。」
まさにこれだな。
つうか、この言葉に尽きるだろ。
そして、この事実が
全く報道されていない
これはどうしたことか。
漢方を健康保険で使えるように署名のお願い[署名ページ]
署名してもいいって方は署名してあげてください。
ちなみに、僕も署名しておきました。
いつ漢方にお世話になるかわからないので。
(というか、風邪ひいた時に飲む風邪薬にもたしか漢方が入っていたきがする。)
よろしくお願いします。
[関連]
【ツムラ・芳井社長】漢方薬の“保険外し”に反発‐「事業仕分け」の結論を一蹴[薬事日報]