「のだめカンタービレ」のおかげで日の目をみたクラシック。
クラシックを演奏するのは、ほかでもない、オーケストラが基本である。
そこで、オーケストラについて、なんとな〜く書き綴ってみようかぁ〜と。
で、今回その第1回。
「オーケストラ」と「オーケストラの楽器について」書き綴ることにする。
<そもそも、「オーケストラ」とは何か?>
ギリシャ語のオルケーストラ(ορχηστρα)に由来し、
その意味は、「舞台と観客席の間の半円形のスペース」という意味。
オペラの伴奏として、
弦楽合奏の補強にオーボエやファゴットなどの
木管楽器が加えられたのが始まりとされている。
それから次第に、管楽器、打楽器、鍵盤楽器などが加わり現在の
オーケストラが成り立っている。
また、オーケストラにも種類があり、
大規模なものを(100人以上)「管弦楽団(Symphony orchestra)」
(中規模なものを「オーケストラ(orchestra)」)
小規模なものを「室内管弦楽団(chamber orchestra)」
さらに小規模なものを「バンド(band)」
と読んでいる。
<オーケストラの楽器たち>
(指揮:指揮者)
・弦楽器
第1ヴァイオリン
第2ヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
コントラバス
ハープ
・木管楽器
フルート
オーボエ
クラリネット
ファゴット
ピッコロ
アルトフルート
コーラングレ
オーボエ・ダモーレ
バスクラリネット
ソプラニーノクラリネット(E♭管、まれにD管)
コントラファゴット
サクソフォーン属
・金管楽器
ホルン
トランペット
トロンボーン(テナートロンボーン+バストロンボーン)
チューバ
コルネット
ワーグナーチューバ
テナーチューバ(ユーフォニアム)
アイーダトランペット
(ヴェルディのオペラ「アイーダ」でしか使用しない?)
・打楽器
ティンパニ
大太鼓
小太鼓
トライアングル
(チャイコフスキーの「くるみ割り人形」ほか)
シンバル
銅鑼(タムタム)
(ラベルのボレロほか)
鐘(チャイム)
チューブラーベル
鈴
タンバリン
(チャイコフスキーの「くるみ割り人形」ほか)
鉄琴
木琴
マリンバ
プロヴァンス太鼓
(アルルの女第2組曲のファランドールに使用)
カウベル
(マーラーの交響曲第6番に使用)
鍵盤楽器
ピアノ
チェレスタ
(チャイコフスキーの「くるみ割り人形」ほか)
チェンバロ
パイプオルガン
(リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」ほか)
オンド・マルトノ
(メシアンの「トゥランガリーラ交響曲」で使用)
だいたいこれでほとんど。
ほかには、
ヨハン・シュトラウス2世の
「クラップフェンの森で」で
鳥の鳴き声を真似る笛
シャンペン・ポルカで
シャンペンの音を出すため筒状のもの
に玉を入れて空気で押し出すものを使用する。
「爆発ポルカ」で
爆発音を出すものが使用される。
(楽団によって違うきがする。)
レオポルト・モーツァルトの「おもちゃの交響曲」
(近年になって、三楽章はチロル出身の作曲家エドムント・アンゲラーの作曲だということが判明した。)
では、楽器(玩具)指定(玩具店まで指定)
カッコウ(Kuckuck)
ウズラ(Wachtel)
ラッパ(Trompete)
太鼓(Trommel)
ガラガラ(Ratsche)
雌鳥の笛(Orgelhenne)
トライアングル(Cymbelstern)
武満徹の「マイ・ウェイ・オブ・ライフ」
では、
尺八(しゃくはち)
琵琶(びわ)
などが使用される。
ちなみに、ヴァイオリンを
第1ヴァイオリン
第2ヴァイオリン
に分けた理由は、
スコア(次回説明?)にそう記されているからです。