後期1日目の講義終了。
サブカル論でベラスケス出てきたw
ディエゴ・ベラスケス
バロック時代
17世紀、スペイン絵画の黄金時代のスペインの宮廷画家
その中で彼は19世紀の画家マネに「画家の中の画家」と言われたほどの巨匠。
セビリア地方の生まれで11歳のときに義父に弟子入りした。
そして、24~25歳のときに当時のスペイン国王フィリペ4世の宮廷画家となる。
彼の絵の特徴は、
・近くで見ると乱雑に見えるのだが、離れてみると実に写実的に見える。
・絵によっては何かを訴えかけてくるような絵がある。
・視点が被写体より下である。
代表作は「ラス・メニーナス」、「マルガリータ王女」など。
<ラス・メニーナス>
「女官たち」と題されたベラスケスの最大の作品。
フェリペ4世の王女マルガリータを中心に侍女らを描いたもの。
注目すべきはその視点である。
なんと、左端にベラスケス本人が描かれている。
そして、奥の小さな鏡に国王夫妻が描かれている。
そのことから、おそらくこの絵の「目」は国王と思われる。
まるでベラスケスが自分もここの家族だと言っているような作品である。
<マルガリータ王女>
ベラスケス晩年の作品。
国王フェリペ4世と2番目の妻の第1子である
マルガリータ王女の8歳の頃の肖像画だそうな。
<セバスティアン・デ・モーラ>
皇太子に仕える身体の小さな男の肖像画。
人形のように座りそれとは対照的な力強い眼差しがこちらに何かを
訴えかけてくるような作品である。
この絵を見ると鳥肌が立つ。
<アラクネの寓話>
別名「織女たち」という作品
どこかの綴繊工場を描いたものとされる。
光の当てどころが秀逸な作品。
ちなみに、この作品、何らかの理由で後からカンヴァスが上と左右に
継ぎ足されたらしい。
お袋がNHKの日曜美術館でベラスケスのことをやったのを見て俺に勧めてきた事で知った画家。
非常に、秀逸な作品ばかり。
自分は余り人物画を好まないが、彼の絵は見ていて飽きない。
それどころか、その絵の背景が知りたくなってくる。そんな作品ばかり。
特に「セバスティアン・デ・モーラ」の背景が非常に知りたい。
なぜ、そんな目をしているのか?
国立美術館とかでベラスケス展が開催されたらぜひ行きたい。
ほんと、モーラのあの目に隠されたメッセージが気になる。
※この記事に書いたことはあくまで素人視点の感想です。
当方、画家でも絵画評論家でもありません。